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ティーカッププードル・トイプードル専門店  ミニプードルいしかわ のりよ先生のペットとのふれあい生活 「健康診断」

のりよ先生のペットとのふれあい生活

「健康診断」

キャンディ動物病院 石川記代院長

―― ペットの健康診断について教えて下さい。

石川ペットも人間と同様に健康診断があります。 家族の一員であるペットの健康状態を知っておくためにも、ペットの健康診断は大切です。 特に8歳を過ぎると、人間でいえば50歳位の年齢に達しています。 病気の早期発見のためにも1年に1回、ペットの健康診断をお受けすることをお薦めいたします。
検査項目は獣医師による問診、触診、聴診をはじめ、血液検査、レントゲン検査、尿検査などが一般的です。 心電図検査、血圧測定も可能です。 所要時間は検査項目により異なりますが、血液検査だけであれば1時間程度で済ますことが可能ですし、その日のうちに結果を知ることもできます。 後日、検査結果をご郵送することも可能です。
料金については動物病院によって、それぞれ異なりますので、あらかじめ確認をした方が良いと思います。

―― 健康診断で目立つ症状や病気などは。

石川最近、肥満のペットを多くお見かけいたします。 ペットは少し太っている位が可愛らしいというお気持ちはわかりますが、過度の肥満はペットの心臓や関節にかなり負担がかかりますので計画的な減量が必要です。 その際に、定期的な体重測定やコレステロール値・中性脂肪値は、肥満の程度の指標になると思います。
また、獣医療の進歩により長生きできるペットが増えた半面、長生きすることにより増えた病気もあります。 心臓病、腎不全、ガンはその代表です。 心臓病、腎不全は加齢による変化なので病気を治すというよりも、進行を遅らせるという治療がメインになってきますので早期発見、早期治療をすることにより、病気で亡くなるより寿命で亡くなる可能性を高くしてあげることができます。
特に腎不全は、血液よりも先に尿に異常が現れますので、血液検査と尿検査を併せて検査することをお薦めします。 ガン治療も目覚ましい獣医療の発展により、外科治療のほかに、抗がん剤、放射線療法、免疫療法などから選ぶことができます。

―― 日ごろから、ペットの健康状態を把握しておくことが大切ですね。

石川ペットは具合が悪くても、しゃべることができません。 「いつもと様子が違う」「食欲がない」と感じた時には様子を見るのではなく、直ちに病院にいくことが大切です。 行きつけの病院があれば、これまでの通院データも保存してありますし、毎年、健康診断を行うことで、各検査項目のデータがあれば、緊急時には迅速に対応できると思います。 健康診断を受けることによって、家族の一員であるペットが健康に長生きできるお手伝いができたらと思います。

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